ガガンボの仲間
2010年 04月 10日
別の個体です。
今年撮った虫で最大級。翅の後ろに平均棍というマッチ棒みたいな器官が見えます。
以下wikipediaより
一般の昆虫は中胸と後胸に一対ずつ、計二対の翅を持つが、ハエやカは外見的には中胸の一対しか見られない。後胸の一対がごく小さな形に退化しているためである。その翅のあるべき位置にごく細くて小さな、棒状で先の膨らんだ形の器官があるのがわかる。これが平均棍で、飛翔中に前翅の羽ばたきと同じ速さで振動、詳しくは前翅を振り上げると平均棍が上がり、前翅を振り下げると平均棍が下がる。
役割は数説あり、
現在では、その振動により、反射弓の興奮の伝達が促されるとする説(W.ven Buddenbrockによる)や、振動により飛翔運動の角速度を検出する感覚器である、いわば航空機のジャイロスコープの働きをするという説(G.Fraenkelなどによる)などがある。この器官を除去すると、双翅目の昆虫は全く飛翔できないため、後の説が有力である。片方だけでもあれば飛行可能であることから、物理的にバランスを取るのだとのかつての説は否定された。