クヌギクチナガオオアブラムシ Stomaphis quercus japonica か、ヤノクチナガオオアブラムシ Stomaphis yanonis かなあ?
えらく長い産卵管…かと思ったら、口吻だった。
アリマキともいうアブラムシの仲間は、植物の汁を吸ってタンパク質を得ようとすると糖分があまるので、その排泄物を好むアリが寄ってきて、 アリがアブラムシを守る代わりに甘露をもらう という共生関係になる種類が多いのですが、この口長なアブラムシは、木に刺さるほど長い口吻が邪魔になって動けないので、アリがつくった土壁の中で守られて生きるんだそうです。
翅があって分布を広げるのは秋から冬で、春から夏は単為生殖らしい。
こちらの記事に蟻との共生関係についての観察が出ています。